まめランドの森

日々のfragment、もうそう、読んだ本やなんやかや

book

チーズとうじ虫

11月は家族の思わぬ入院騒ぎで ブログをすっ飛ばしてしまった…って もう年の暮れだよ! そして来月末には放送大学の 単位認定試験である。 なにもしていない。なーにもしていない。 今回は「ヨーロッパの歴史1」で、 暗記テストではなく、いくつかお題が出て…

亜さん、井伊さん、うえおかきくけこさん

美男子なのできっと薔薇が似合う亜愛一郎は 泡坂妻夫のとても楽しいミステリ・シリーズに 出てくる名迷探偵です。いや、迷じゃないな。 とても不思議なものの見方ができる 頭の良い人です。しかも、 「その男は、色が白く、 ギリシャ彫刻のように整った顔だ…

消えた消防車〜マルティン・ベックシリーズ

昔住んでた家の 応接間(昭和な間取りですね)と 居間の間にガラス戸があって、 父親はガラス戸と居間の家具との隙間に 読み捨てたSFや推理小説の文庫本を 山と積んでいた。 小学校低学年の頃から硝子戸のすきまから 本を取って勝手に読んでたので、 今思え…

殊能将之を読む。

殊能将之は、ちょっと気になってたけど 今まで読んだ事なかった。 殊能将之(しゅのう・まさゆき) 1964.1.19-2013.2.11 日本の推理作家 生前は覆面作家として執筆 1999年「ハサミ男」でメフィスト賞受賞 なんの気なしに読み始めたら 沼にはまってしまいまし…

「パタゴニア」

「パタゴニア」が文庫になった。 私は南半球に行ったことがない。 最初の職場に、若い頃ブラジルで暮らしてた人がいて、 彼の南米話は相当ワイルドかつ面白かったので、 密かに怖がりつつ興味のある未踏の大地でした。 ドラム缶にお湯入れて風呂入ってて、 …

満願、その他

米澤穂信が編んだアンソロジー「世界堂書店」は、 いわゆる'' 奇妙な味''の作品が詰まっていて、 読んでて楽しかった。(パノス・カルジネスとか初めて知ったし) 泡坂妻夫の「椛山訪雪図」 が好きだってどこかで書いてらして、 う〜ん、趣味が合うかもと思…

大正から昭和のはじめ

近頃、河出文庫で立て続けに昔の探偵小説が出るので、 ついつい追いかけてしまっている。 森下雨村の「白骨の処女」「消えたダイヤ」、 甲賀三郎の「蟇屋敷の殺人」... 久生十蘭や日影丈吉の作品集を出し始めたころから、 おやおやと注目していたのだが、 い…

はるのにわ

柴崎友香の「春の庭」に 近所の空き家にすごく執着を持つ人物が出てくる。 (この人の本、ぜんぜん読んだことなかったが思わずジャケ買い) そこまでいかないけど、 通るたびに観察してしまう、気になる家というのはある。 昭和初期の洋館みたいだけど、 今…