気がついたら6月も半ばになっていた。 前回記事から一か月もたってしまったじゃありませんか。 その間何をしていたかというと、 長年お付き合いしてきたプロバイダ乗換、 母のスマホ購入(八十代チャレンジでどうなるかと思ったが、 案外スムーズにいってる…
近頃、河出文庫で立て続けに昔の探偵小説が出るので、 ついつい追いかけてしまっている。 森下雨村の「白骨の処女」「消えたダイヤ」、 甲賀三郎の「蟇屋敷の殺人」... 久生十蘭や日影丈吉の作品集を出し始めたころから、 おやおやと注目していたのだが、 い…
柴崎友香の「春の庭」に 近所の空き家にすごく執着を持つ人物が出てくる。 (この人の本、ぜんぜん読んだことなかったが思わずジャケ買い) そこまでいかないけど、 通るたびに観察してしまう、気になる家というのはある。 昭和初期の洋館みたいだけど、 今…
毎年、いわゆる桜の季節が終わったら 石井神社に八重桜を見に行く。 別に観光名所でもないので、 ヤマカンで「そろそろか?」って 感じで見物に行く。 遠くからでもピンクの雲。 ちょっと葉桜。 だけど今年も間に合った。 お賽銭25円を納めて 静かに立ち去る…
三軒目ぐらいになると、浮遊感が出てきて、 現実と夢のどちらがわにいるのか怪しくなってくる。 なぜか隣に座っている見知らぬ人-- 髪の長い細身の女の人。後で思うと女装していた人だったかもしれない。 ずっと夜を漂ってきて荒れた肌。澱のようなものを感…