まめランドの森

日々のfragment、もうそう、読んだ本やなんやかや

たべものカレンダー

英国首相官邸ネズミ捕獲長のtweetによると、

今年の2月13日は「パンケーキの日」だそう

な。(毎年移動)

いま初めて知った。

f:id:mameland:20180214210040p:image

 f:id:mameland:20180214210105j:image

キリスト教圏では四旬節

(期間中断食というか肉・卵・乳製品を

食べるのを控える--教派によるようです)の

前にパンケーキを食べるそうで、

キリスト教の学校にいたことあるけど

知りませんでした)

商魂たくましい日本の食べ物業界が

飛びつきそうなんですが、

f:id:mameland:20180214183903j:image

(↑これは単に近所の教会)

St.バレンタインに駆逐されてる感じ。

 f:id:mameland:20180214220152j:image

面白いチョコもらった。

ビートルの中にはアーモンドのつぶ。(ひとり一台)

 

こういう何月何日に特定の物を食べる、

という約束事って面白いですね。

世界中すべてのそうした決まり事を

履行していったら、

365日決められたものを食べることに

なるんじゃないかとすら思います。

 

というと大げさですが、うなぎ、恵方巻

"今日は○○を食べる日"というのは多い。

京都というのはそういうのが多いところで、

--しかし他所だって知らないだけで

約束事はいっぱいあるはずですが、

そのへんどうなんでしょう。

知り合いのお母さんが

いわゆる「室町の商家」の出の人で、

その方の意見では「食べるもん決まってるから

考えんでエエやん」とのことです。

なるほど。

商売やってる店は、

家族みんな仕事してるから、

家事は無理しないというようなところが

あって、生活の知恵なのかもしれない。

しかし例の杉本家の行事予定など見ていると

それをこなすだけで

一生が終わるんではとすら思いますが、


当然、現代を生きるワタシどもは

省略・改変をしまくっております。

 f:id:mameland:20180214210143j:image

京都検定の勉強してる人のブログなど

見てると、(そんなものは知らん・・・)と

いうものが結構あり、

(ワタシが住んでいるのは京都ではないのかも

しれない・・・)などと思う今日この頃。

 

西陣の北のはずれに住んでいる

   勤め人家庭の非伝統的食べ物カレンダー】

 

1/1 雑煮がすでに白みそではない。

   うちは「おすまし」で丸餅。

   ぶりorはまぐりを投入。

   これは母方の祖父(岡山出身)、

   私の父親(高知出身)が共に

 「白みそだけはカンベンしてくれ~」と

   言ったからだそうな。(伝説)

   母方の祖母は滋賀県出身だったのですが、

     ここはなんのお雑煮だったのかな。

   鯛は高価いし置き場所もないので

     大きなえびの焼いたのを食べます。

     よって鯛をにらんだりしない。

1/7 七草がゆって食べたことがない。

1/15 余ったもちをぜんざいにぶち込んで

     消費する。

・鯛ですが、

   母方の祖母の時代は住人も多く、

 「にらみ鯛」やってたみたいで、

   最後は余った鯛と焼き豆腐を

   炊いてたそうです。

   (それは美味しいかも)

 

1/20 骨正月 ブリや鮭のアラと大根の煮つけによる

  最終処分日とされている。

  近所で定食食べたら「鯛のアラのおすまし」

    が出てきて、ホントにクリアスープだけで

  (鯛どこいったんやろ・・・)と思った。

2/3 鰯・畑菜のからし和え・豆まき・恵方巻

    私は鰯は苦手だ。

    豆は回収が面倒とのことで、甘納豆を

    食べた。我が家に恵方巻の習慣はない。

    畑菜のからし和えを食べて伏見稲荷

    お参りすると縁起がいい・・・そうなのか。

    ただ食べただけだ。

  (いいのかこんなことで)

3/3 ひな祭 うーん

4-5月のお祭りには鯖寿司を食べる。

 (私は鯖が苦手で・・・^^;)

4月の桜餅、5月の柏餅というのは

    実行してます。

6月 みなづきという三角のお菓子を食べる。

7月 鱧(近所の魚屋の骨切りが荒っぽく、

   地雷が埋められた所を歩くが如し)

8月 お盆は精進料理を・・・ってマサカ、

   みんな集まって近所のイタリアンだよ。

   冬至は普通にかぼちゃの煮ものを食べます。

  

結局お総菜屋さんが行事食だらけになったり、

今日は〇〇の日、と勧められたりするから、

というのもあるかも。

(ちなみに我が家では「おばんざい」という

言葉も使わない。単に「オカズヤ」とか

言ってる)というところでさっきの、

「考えんでエエ」ということになるんかな。

日本の食はお総菜屋と居酒屋で

支えられている。

これにバレンタインだのクリスマスだの

ハロウィンだのが

怒涛のように混入してくるわけで、

日本というのはつくづく文化を雑食している。

 

京都人でございますの人は、

こんなんアカンわとじっとり

お怒りになるかもしれませんが。

 

ちなみに3代住んでなんちゃらとか

言うそうですが、

京都は大量に地方出身者が存在する町です。

だから食べるものも

どんどんremixされていく。

 

とはいえ、何もかもなくなってしまうのは

淋しいので、可能なものは残していきたいと

思います。(と突然しおらしく)

 f:id:mameland:20180214210203j:image

                  職場でもはや義理チョコですらない

                                お菓子が大量流通する日に記す